かみ合わせても前歯が閉じない ~開咬~

奥歯をかみ合わせたとき、前歯もしっかり閉じるのが理想の歯並びの条件です。しかし中には、どうしても上下の前歯が閉じずに開いてしまっている場合があります。この状態を「開咬(かいこう)」といい、「オープンバイト」ともいいます。

あまり聞き慣れない名前かもしれませんが、実は10代の若者の約10%が開咬であるともいわれており、決して珍しい症状ではありません。適切な治療を受けるために、開咬について知りましょう。

当院の症例についてはこちらをご覧ください。

開咬の問題点

開咬は、見た目が気になるという問題のほかにも、機能的にも次のようなさまざまな悪影響を生んでしまいます。

食べ物がうまくかみ切れない 前歯で食べ物がかみ切れないため、食べにくい物がある。
顎に負担がかかる 常に奥歯でかみ砕く習慣がつき、顎に必要以上の負担がかかる。
正しく発音できない 空気がもれるため、正しい発音ができない。
口の中が乾く 口を開けたままになって乾燥しやすく、だ液による自浄作用が期待できないため、虫歯や歯周病になりやすい。
見た目が気になる いつも口をポカンと開けている状態になり、見た目が気になる。

開咬の原因

遺伝

歯並びの乱れには、遺伝的要因がかかわることが少なくありません。開咬の場合、両親のどちらかが開咬であるケースが多いようです。

舌癖(ぜつへき)

歯並びに影響する悪い舌の癖を、舌癖といいます。開咬の場合、幼い頃からの指しゃぶりや、いつも舌を前歯で押しているなどという癖、また片側ばかりの頬杖などといった日常の癖も影響します。

口呼吸

口呼吸が癖になっていると、口の周りの筋肉が弱くなり、開咬になりやすくなります。鼻炎などで鼻がつまりがちな方の場合、特に口呼吸になりやすくなるため、注意が必要です。

開咬の原因

矯正治療の中でも、開咬の治療は難しいといわれています。なぜなら骨格に大きな問題がある場合には、外科手術によって顎の骨を削るなどといった治療が必要となるためです。また顎が小さいことが原因の場合には、歯がしっかり並ぶスペースを確保するために、抜歯を行うケースもあります。治療法は一人ひとりまったく異なりますので、まずは一度ご相談ください。

開咬セルフチェック!

「自分が開咬かどうかわからない……」という方は、次のチェックシートでご自分の歯並びを確認してみましょう!

この中で3つ以上あてはまる項目があった場合、開咬である可能性があります。お早めに当院にご相談ください。

「治療を受けると、どれくらい歯並びはよくなるの?」