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第1話:どうすれば納得して矯正治療をする医院を選べるか

歯並び、噛み合わせ、そして口元の外見まで改善する矯正歯科治療。どこで矯正治療をやるかということを、真剣に悩むひともいればそうでない人もいます。

当院のように矯正治療を専門として行っている診療室のほとんどが、最初は初診相談という形で患者さんとお話をするという時間をとると思いますが、先日おいでになった患者さんは、当院のある神奈川県の秦野市から東へ2市またいだところからお見えになりました。電車だけで30分弱くらいになるかと思います。相談も数件目で、通院するならここが距離的には当院までかなあと思ったとのことです。

でも、私がここで伝えたいのは、この患者さんが数件の医院を回ったということではありません。回った診療室が、全て矯正専門で開業している歯科医院だったということです。

矯正歯科には2種類ある

矯正歯科治療をやっている歯科医院には、2種類しかありません。矯正治療を専門にやっている歯科医院と、一般の入れ歯を作ったり虫歯を治したりをしながら矯正治療も行なう歯科医院です。

普通に考えると、矯正専門の歯科医院でやったほうが良いと感じる人が多いようにも思うのですが、なぜかそうでない人も不思議と少なくないようです。

他院でやっているお子様の矯正治療の内容に疑問を感じて、相談にいらっしゃった患者さんがいます。実はこの相談も他院からのご紹介でいらっしゃいました。まず虫歯などの定期健診で通われていた歯科医院で、反対咬合の治療をすすめられ始められたようです。反対咬合の治療は下顎の成長具合に大きく影響を受けますが、治療期間がだいぶ長くなり、お母様は疑問を感じ別の歯科医院に相談に行くことに決めました。その際の基準が、「やはり矯正治療も含めた全ての治療をやっているところが安心だろう」ということだったようです。最初の矯正を受けるときも同じように考えて始めたとのことです。

私はこの判断基準を聴いたとき、少々の驚きと同時に私の患者さんの気持ちに対する自分の認識不足を強く感じました。でもその時、お母様もやはりこの考え、判断基準は間違いだったとおっしゃっていました。

矯正以外もできる医院は安心?

矯正治療は、矯正治療も含めてすべてやっている先生にみてもらうのが安心だと思ったというお母さん。どうしてそう思ったのでしょう。そこには矯正治療という分野の特殊性が世間の人に伝わっていないという背景があるように思います。

矯正治療は歯科の中でも特殊な科目

相談に来られた患者さんにする喩え話として、「普通の内科の先生に脳外科の手術をやってもらおうと思いますか?」というお話をすることがあります。少々極端な比喩かもしれませんが、矯正治療は歯科の中でもそれくらい特殊な分野です。

矯正を専門にして開業している先生は、大学の卒業後進路を選ぶ際に矯正科を選択します。歯科を勉強する学部は歯学部といいます。お医者さんで例をとると医学部が内科、外科、眼科、耳鼻科などと分かれていて、例えば外科もさらに細分化しているということになります。

歯学部も 虫歯や歯周病の治療をする保存科、入れ歯などをつくる補綴科、抜歯を初めとする外科手術を行なう口腔外科、などいくつも科があり、その中のひとつが矯正科になります。保存科や補綴科に残った先生は、保存治療や補綴治療も行いながら専門を極めていきますが、矯正科に残るとほぼ矯正しか勉強しません。

逆に言うと、矯正はそれくらい矯正に特化して学ばないと治療ができるようにならないというのは、自分の経験から真実ではないかと思います。もっというと、大学で卒後2~3年学ぶと矯正治療ができるようになるかというと、実際はそうは簡単ではありませんし、卒後25年がたとうという私も新たに知るということがまだまだあります。

そういう特殊な矯正治療をいわゆる一般的な虫歯や入れ歯などの治療を中心に行なう先生がやる場合、ちょっと講習会にいって、とか、ちょっと本を読んでとかいう形でやることは少なくありません。それで、5年、10年、20年と矯正だけをやっている先生と同じことができるとお思いでしょうか?

医院の看板も参考に

矯正治療は全ての歯科でやっているところでやろうと考えたお母様。
「その気持も分かるなぁ」という部分もあります。やはり子どもの口腔内は総合的な観点で見てもらったほうが安心だという気持ちです。確かに関連歯科分野の知識は矯正にも必要です。でも、肝心の矯正治療がきっちりできていないのであれば、その関連分野の知識も全く意味がありませんよね。

最近は歯科も数が多く、患者さんにとっては選択肢が増えた分選ぶ難しさも増大しているようにも感じます。新規に開業するときは、歯科開業の手伝いをするコンサルタント会社があります。これは私の推測ですが、そういうコンサルタント会社が、診療所の名前に矯正とひとこと付け加えるのをすすめるのではないかなあと想像しています。

新たに開業する医院が、「〇〇歯科矯正歯科」とか、とって付けたような名前になっていたりしないでしょうか。もちろんこういう名前の歯科医院が全部だめだということはありません。要は、そこの診療室で矯正治療を行おうと決めるにあたって、その先生が本当に矯正治療のできる先生なのかを見極めることが大切です。

では、実際セカンドオピニオンや治療経過についての相談にいらっしゃるのはどのような例が多いのでしょうか。続きは次回の記事でご紹介します。