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第5話:装置ごとの利点と欠点

装置について〜取り外しと固定式〜

矯正にはいろいろな装置があります。いろんな分類の仕方が成立すると思います。例えば取り外しができるもの、できないもの。装置が目立つもの、目立たないもの。患者さんからはこの2つの観点から質問をうけるとこが非常に多いです。

この2つの観点、「取り外しができるのかどうか」 と 「装置が目立ってしまうのかどうか」というのは患者さんにとっては大変重要な問題であると思います。

取り外しについては、お子さんが治療を始めるときにお母様やお父様が心配されることが多いです。取り外しができない装置ではこどもが可愛そうだということをおっしゃる場合もあります。

私の場合は第一選択としては、患者さんに固定式の装置をすすめることがほとんどです。もちろん患者さんの強いご希望があれば取り外しの装置で行なうことが出来る場合はそういう選択もできます。

でも、なぜ固定式が第一選択なのでしょうか。これは治療効果がより確実であるというのが第一の理由です。取り外し装置の場合、その装置を使ってくれなくては絶対に治療はすすみません。

歯磨きの問題を気にされる方もいらっしゃいますが、経験上小学生になれば装置がついていても練習をすれば歯磨きは充分に出来るようになりますし、装置の違和感はすぐになくなってしまいます。

違和感についてはむしろ取り外し装置の方がいれたときの違和感が大きいという場合も少なくありません。こどもにしっかり歯磨きをさせるか、それとも装置をしっかりいれさせるかの二択に成るわけですが、どっちがこどもに言いやすいかといえば、固定式の場合違和感はすぐに減ってしまいますから、やはり歯磨きをしろという方がこどもも納得しやすいのではないかと思います。

 

みえる装置・見えにくい装置

では装置が見えるかどうかという問題。これはおとなの治療でよくある質問です。

いわゆる歯の表につけるブラケットという装置。これには金属製のものとプラスチックや

セラミック製の見えにくいものの2種類があります。最近はプラスチック製、セラミック製のものも大変よくなり金属製のものと治療においてはほぼ同一といっても問題がないと思います。ですから、見えにくい装置でよければプラスチック製、セラミック製のものを選んでいただければよいと思います。

最近はワイヤーについても白くコーティングしてあるものが出てきており、より見えにくくはなってきております。ただし、コーティングしてある分摩擦が大きくなりやや動きが悪いと感じることもあります。この分野については日進月歩の材料ですので今後より良くなる可能性はありますが、現在はやや動きが悪い分治療期間がやや伸びるかもしれないというのは了解しておいていただくほうがよいかと思います。

では完全に見えない、もしくはほぼ完全に見えない装置もあります。いわゆる歯の裏側につけるリンガルブラケットという装置。これは見えないという点では非常に効果があります。

しかしメリットは唯一それだけで、デメリットもあります。ひとつは金額の問題です。診療所によっても当然異なりますが表側の装置よりは高額になります。また治療期間もやや長くなることが多いようにも思います。

また装置装着直後はやや発音に問題が出てくることもありますが、これについては解決することがほとんどです。また歯の裏側ですとブラケットの距離が小さくなりますので歯磨きもやや大変かと思います。でも、見えたくない人にとっては良い方法で、誰もにも気付かれず矯正が終わったと喜ぶ患者さんも少なくありません。

治療結果も必ずしも表側の装置と同一にはならないと私は考えています。特に顔貌の変化が骨格的な要因が原因で達成しにくい症例については、表側の装置に比して不利になると私は考えています。

また最近いわゆるマウスピース型の装置による矯正治療の普及が進んでいます。これについては、やはり従来の治療に比べて治療成績は劣るといわざるをえません。日本最大の矯正歯科に関する学術団体である公益社団法人日本矯正歯科学会や、矯正専門開業医だけで組織されている、公益社団法人日本臨床矯正歯科医会 でも、マウスピース型矯正装置による治療に対する注意喚起をだしています。

マウスピース型の装置でも、安価で歯科医師がほとんど介在しないようなタイプの商品もSNSの宣伝などで見かけますが、我々専門家からするとありえないシステムですので、論外と思います。一方で歯科医師が関与するタイプのマウスピース型矯正装置ですが、これについては適用症例をしっかりと見極められる歯科医師の元で、治療を行うことが重要です。また万が一マウスピース型矯正装置で治療がしっかりできなかった場合は、従来の方法によってカバーする必要性がでてくる可能性があります。治療を提供する歯科医師がマウスピースで歯科治療ができず、従来の治療法による治療ができないことも珍しくありませんので、やはり矯正を専門としている歯科医師に治療を行ってもらうほうがより安全ではないかと思います。その場合でも装置のデメリットは十分理解した上で治療を始めることが大切です。