症例詳細
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小学校中学年・男子「出っ歯(上顎前突)」を永久歯が生え揃った後に矯正治療と抜歯を行い改善した症例
年齢 | 10代 小学生(秦野市在住) |
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性別 | 男子 |
主訴/ニーズ | 上の前歯が前に出ていることにお悩みでした。 |
診断詳細 | 小学生の男の子ですが、上の歯が前方に突出しているが「上顎前突(じょうがくぜんとつ)」であり、いわゆる「出っ歯」にお悩みでした。当院には、かかりつけ医からのご紹介で来院されました。 前歯の前突が著しかったため、側方頭部X線規格写真を用い骨格系の問題について確認したところ、骨格系の問題は軽度でありました。ひとまず、永久歯列の完成まで経過観察をすることにしました。 |
治療内容 | 永久歯列完成後、一通り検査を行い上下とも前歯の唇側傾斜が大きいため、上下左右の第一小臼歯を計4本抜歯して、マルチブラケット装置で治療を行うことにしました。治療をより確実なものとするために、ヘッドギアの使用を勧めています。 |
費用 | 1,203,020円(検査費込み・税込み) |
期間 | 3年7ヶ月 |
院長コメント | 小学校中学年で、出っ歯にお悩みの患者さまでした。当院にてレントゲン検査を行い丁寧に診断した結果、すぐには治療を行う必要はないと診断しました。永久歯が生え揃ってから治療を行うことで、充分な結果を出すことができると考えたためです。事実、治療結果はとても良好です。 抜歯を避けるために、早期の出っ歯治療を勧められる場合もあるとは思います。しかし、このような出っ歯の場合は、抜歯をしないと改善できないことがほとんどでしょう。抜歯しないで治療を行ったことにより、口元がかえって悪くなり、抜歯をして再治療を行った症例もあるほどです。 小学生のお子さまの治療のタイミングや方法については、保護者の方が治療経験豊富な専門家の意見を聞き、冷静に検討いただくことがとても大切です。 |
治療のリスク等 | ・歯を動かす場合、まれに歯の根が短くなることがあります |
矯正治療の経過と患者さまのご様子
お忙しい学業の合間を縫って、3年7ヶ月にわたり治療を継続くださいました。治療後は主訴の出っ歯がしっかりと改善されたのはもちろん、側貌(横顔)も大きく改善されました。患者さまは小学校高学年ということもあり、見た目を気にされ始める年頃かと思います。その前に、矯正治療を終えることができたので、これからの学校生活が充実したものになれば幸いです。下の写真は、治療前後の側貌の変化です。
治療後は、可撤式(患者さまご自身で取り外しができるタイプ)の保定装置を装着し、後戻りを防止しています。
出っ歯(上顎前突)なら秦野市の高橋矯正歯科医院にご相談ください
今回ご紹介した症例のように、お子さまの出っ歯で骨格に問題がなければ、永久歯が生え揃うのを待ってから矯正治療を行う場合もあります。
反対に、骨格に「上顎が前に出過ぎている」「下顎が引っ込んでいる」などの問題がある場合は、永久歯が生え揃ってからの矯正治療では改善が難しくなります。
いずれにせよ、矯正治療の経験と実践が豊富な歯科医師の判断が欠かせません。一度、当院にご相談いただければと思います。