2020年東京オリンピック金メダルの大橋悠依選手の矯正歯科治療について

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2020年東京オリンピック金メダルの大橋悠依選手の矯正歯科治療について

2020年東京オリンピックについて、開催国国民のひとりとしては、「せっかくやるんだったら、観客をいれることができる普通の形式でできれば良かったなあ」というのが率直な感想だ。しかし、現状では仕方ないというところかと思う。
そういう中でも、過去わたしの記憶にはないような日本人選手による前半の金メダルラッシュで、観客をいれようがいれまいがテレビ観戦の私もそれなりに、盛り上がっている。特に競泳の200m・400m個人メドレーで金メダルをとった大橋悠依選手が、矯正治療中ということでわれわれの業界ではとても反響を呼んでいる。

その反響の多くは、やはり矯正装置が見えるのが嫌という患者さんの感想も少なくないなか、大橋悠依選手のスマイルの写真に上下前歯にはっきりとブラケットといわれる矯正の装置がみえていること。個人的な見解としては、大橋悠依選手がつけているような歯の表側につける装置は、装置が見えるという以外は、裏側につける装置やマウスピース型の装置に比べて、特に治療結果に関してはデメリットがないように思えるので、矯正装置が見えるということに対するネガティブな印象が払拭されていくとよいなあというところ。

加えて私が感じたのは、大橋悠依選手の治療の進行状況がまだまだ治療半ばであろうということである。ネットでみる写真からすると上の第1小臼歯を抜歯して、その前の犬歯を抜歯したスペースに動かしている最中。おそらくはまだ治療を開始して1年くらいなのでは、とも思ってしまう。
大橋悠依選手が日本代表に内定したのは今年の4月【大橋悠依選手東京オリンピック代表内定!|滋賀県ホームページ】なので、これから代表決定にむけてという正念場で矯正治療に踏み切る決心をしたのではないだろうか。

日々患者さんに接していても、中3、高3の患者さんには「治療を始めるなら受験終わってからでも平気ですよ」と話している。永久歯列の治療であれば、治療開始が1〜2年遅くなるというのはほとんどの場合治療結果に影響はない。だから私は永久歯列の治療に関しては急ぐ必要ないですよというのだが、それでも受験への影響を心配する患者さんには今までは「うちの患者さんで矯正治療中に受験して東大に受かった子がいます」と言っていたのだが、これからは「矯正治療していて金メダルとってますから」と患者さんに伝えられるかもしれない。

かつて、患者さんが東大に受かったとき「勉強に対して矯正治療は全く影響ないです。矯正のせいで落ちるとかはありえない」と言い切っていた。結局は個人の心の持ちようだ。私には東大受験もオリンピックもどちらも経験がないので想像でしかないが、おそらくは東大受験以上のプレッシャーのかかるオリンピック。大橋悠依選手はメンタルが繊細な方だったという報道もあるが、それでも矯正治療は彼女にネガティブな影響はもたらさなかったようだ。

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